南谷真鈴が滑落と遭難に襲われた過去に影響力をうけたシェルパとは!
2017/01/13
世界7大陸世界最高峰を日本最年少で登頂に成功した南谷真鈴さん。
早稲田大学政治経済学部2年の19歳、2016年7月4日のデナリの登頂により、わずか一年半でこの偉業を成し遂げた。
そんな彼女も過去に滑落遭難に襲われたことがあったという。
九死に一生を得た彼女を誰もが登山をやめると思ったことだろうか。
南谷真鈴さんを支えたものとは一体何なんでしょうか…
今も次々と目標を実現していく南谷真鈴さんについて見ていきたいと思います。
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南谷真鈴が滑落と遭難に襲われた過去
プロフィール
名前:南谷真鈴(みなみやまりん)
生年月日:1996年12月20日
出身地:神奈川県川崎市
学歴:早稲田大学政治経済学部
趣味:山岳活動、スキー、マリンスポーツ全般、料理
2015年
1月:南アメリカ大陸(アルゼンチン、6,959m)アコンカグア登頂
7月:アフリカ大陸(タンザニア、5,895m)キリマンジャロ登頂
12月:オーストラリア大陸(オーストラリア、2,228m)コジオスコ登頂
12月:南極大陸(南極半島付近、4,892m)ヴィンソン・マシフ登頂
2016年
3月:ヨーロッパ大陸(ロシア連邦、5,642m)エルブルス登頂
5月:アジア大陸(ネパール・中華人民共和国、8,848m)エベレスト登頂 (日本人最年少)
7月:北アメリカ大陸(アメリカ合衆国、6,194m)デナリ登頂
南谷真鈴さんは、神奈川川崎市で生まれ一歳半から父親の仕事により海外で過ごした彼女は台湾から2014年に帰国後、13歳の時から目標としていたエベレスト登頂のために、本格的にトレーニングを始め元K-1日本王者のニコラスぺタスに指導してもらったという。
ニコラスぺタス氏のトレーニングは30KGのベストを着て階段を上がるなど、とても厳しかったようで南谷真鈴さんの精神面を飛躍的に伸ばした人物でもあるようですね。
そんな南谷真鈴さんが命の危機に面していた出来事があった。
2015年南谷真鈴さんが高校三年の時に、登山サークル計五人で長野県茅野市にある阿弥陀岳に登り、登頂が16時半頃と遅い時間になり、日が暮れるため急いでの下山となり、その下山中にロープの付け替え時にバランスを崩し、斜面を頭から滑落していったという。
アイゼンのおかげでようやく止まったのは250mほどで偶然にも岩間に滑り落ちた。
助けを呼ぶも応答なく携帯もつながらず、滑落と遭難に襲われた。
その日一晩、雪に穴を掘り寝るも、寒さから凍傷の危険もあるほどで、所持していたゴム手袋やあらゆるもので身を守ったという。
夜明け頃から下山を試み朝にヘリコプターに救助され、一命を取り止めた。
誰もが今後、彼女は登山をやめるであろうと思っていた…
南谷真鈴さんはこの出来事で辞めてしまえば「自分の負けだ」と思い、この教訓を生かし次につながるためのステップアップであり、
「登山と危険は隣り合わせ」
そんな登山をもっと安全にできないものか?と、この経験を生かし前を向き続けている。
影響されたニムドマ・シェルパは当時世界最年少記録!
そんな南谷真鈴さんが13歳の頃、ネパールでエベレストを見た時に「いつかこの山を登ろう!」と、大自然の中でエベレストが憧れの存在となった。
同じ時期に南谷さんが登山を志し影響力ある方に、当時世界最年少の13歳でエベレスト登頂に成功したニムドマ・シェルパさん。
ネパールに住むニムドマ・シェルパさんは、とても貧しい家庭に生まれ育ち、「こんな私でもエベレストに登れるんだ!」と目標を現実のものとした。
困難があろうと熱意があれば必ず叶うことをわずか13歳の少女が証明してみせた。
そんなシェルパさんの信念を貫く姿勢に、南谷真鈴さんは刺激され私も絶対に登りたいと思っていったようです。
南谷真鈴エベレスト登頂、日本最年少記録!
登山を志し、計画もすべて自分で組み立て、高額な資金が登山に必要とする中スポンサーを自分で探し1000件以上メール連絡をするなど、実現するためにひたすら行動したという南谷真鈴さん。
その苦労の積み重ねにより2016年5月19日、タレントのなすびさんがエベレスト登頂に成功し共にタッグを組んだ東京経済大の伊藤伴さん(20)が日本最年少になったが、そのわずか4日後の23日に登頂した南谷真鈴さん(19)が記録を更新。
南谷真鈴さんのエベレスト登頂には、14人のチームで挑み登頂できたのは7人、その中で女性は南谷真鈴さんただ一人。
重度の凍傷になった人もおられたようで、その道のりは厳しいものだったといいます。
そんな厳しい道のりを超え、最高峰のエベレストに登頂した時、
「感動であふれる涙が止まらなかった。」
という。
世界7大陸世界最高峰を制覇し次の目標も!
わずか13歳にして目標としていたエベレスト登頂に、19歳にしてたどり着いた。
世界7大陸世界最高峰を制した南谷真鈴さんは、次に北極点到達も入れた「エクスプローラー・グランドスラム」に挑戦し制覇したら、「東京オリンピックに関わる仕事や、山ではなく海を冒険することも考えている」という。
「かなえられない夢は無いと思います。私は本当に山を登っているけれど、だれもが自分が思い描く“山”を登るために、一緒に挑戦を続けましょう!」
目標を必ず実現するという彼女のコメントには説得力があり、これからもどんな険しい山も越えていくことでしょう。
最後のコメント
南谷真鈴さんの精神面の強さは計り知れず、必ずやり遂げると言えばどんなに難しいことでもできるのではないか?と思うほどに強い気持ちを持っていますね。
滑落と遭難に襲われた過去の恐怖や名だたる山に死と隣り合わせの状態でも登り続ける理由は、登った人にしかわからない達成感があるといいますよね。
恐怖よりも達成感に打ち勝ち何事も進んでいくことを伝える南谷真鈴さんは日本の宝ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。